【脳出血の入院であってよかったと思った物】特別なものより当たり前の物

脳卒中
公開日: 2023/05/06

人生56年目にして初めての入院。
これまでに、歯医者以外の病院には殆ど縁が無いほどの健康体でした。

そこで今回、脳出血で入院するはめになり、これがあってよかったと思った事を書いてみようと思います。
車椅子以外はどこの家にもある物で、こんな立場になり本当に便利な世の中だなと改めて感じました。

ウォシュレット

病院には当然のように備わっています。
私にとって、実はもうかれこれ実家にいる頃から30年を超える付き合いで、汚い話ですが用を足したあと右手でも綺麗に拭く事が出来ませんでした。

それが今では手を使わずに綺麗になる。
これほど有り難い物はないでしょう。

携帯電話

入院中は、LINEを使って写真付きで自宅と連絡が取れたり、調べ物や暇つぶしにYouTube等の動画を見ることができて退屈する事は無かったです。

また、テザリングでインターネットに繋ぐ事もでき、本当に世話になったと思います。

実際にはMacBookではテザリングが出来なかったので不便だったのですが、iPadでは出来たのでそれだけでも助かったと思います。

コンセントの延長コード

結構地味で役に立ったのが延長コードです。

病室のコンセントはベッドから遠くは無かったのですが、充電器のアダプタがネックになりました。
特にMacBookのアダプタが大きくて重く、コンセントから直接ではコードが引っ張られ抜けて使い辛かったです。

延長コードを使ってからは、このような事も無くなりました。

車椅子

入院して初めて乗ったのですが、案外乗り心地がいいと思いました。

まだ歩くのに不安があった入院時から5〜6日間、ベットからトイレまでの十メートル有るか無いかの距離なので、もっと長い距離・時間に乗ると考えが変わるかも知れませんが、この時はそう感じました。

健康な体

これが一番ではないでしょうか。
右手が自由に使えないのが、これほど不便だとあらためて思いました。

元々、他の人が出来ない事を軽々とやってのけるほどに右手は器用な方でした。
それゆえ、爪が長く伸びていたり、指先に怪我をしたり荒れて指紋認証が出来なかったりと、無頓着な性格の割には結構右手に関してはシビアでした。

それが左手以上に不器用にしか動かないことに不便を感じています。
いつ何処まで回復するのか不明ですが、希望を捨てずに地道にリハビリを続けてゆきたいと思います。

言い古された言葉ですが、今さらに「当たり前の生活が一番の幸せ」だと言う事を身をもって経験しています。

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